「らき☆すた in 武道館 あなたのためだから」フォトリポート

「らき☆すた in 武道館 あなたのためだから」フォトリポート

3月29日、アニメ『らき☆すた』初の単独ライブである「らき☆すた in 武道館 あなたのためだから」が、
日本武道館で開催されました!
こちらでは、そのときの詳細レポートをお送りしたいと思います。

〜 会場周辺編 〜

武道館入り口物販コーナー送られてきた花輪の数々送られてきた花輪の数々

武道館がある北の丸公園周辺は、ちょうど桜が咲く時期と重なっていたこともあり、お花見に来ていた人々などでかなりの混雑でした。
さらに武道館前に行くと、『らき☆すた』目当ての人、人、人! 物販コーナーにも長蛇の列ができていました。


〜 会場内編 〜

ライブ開始直前風景

ライブ開始直前の風景。約9000人の人々によって会場の席がどんどん埋まっていき、否応なく期待が高まります。ステージ開始前には泉こなた役の平野綾さんと、小神あきら様役の今野宏美さんが、それぞれのキャラクターの声でライブ中の注意事項を読み上げてくださり、さらに雰囲気を盛り上げてくれました!


第1部 ライブコーナー

白石「『らき☆すた』を愛する人々よ……私は帰ってきた!」
今野「『らき☆すた in 武道館 あなたのためだから』〜!」

白石さんと今野さん

ついに開演の時間。総合司会にして白石みのる役の白石稔さんと、同じく総合司会で小神あきら役の今野宏美さんが入場! 今回は「紅白歌合戦」ということで、お二人は白組応援団長と紅組応援団長も兼任されており、それぞれの組にちなんだ白と赤の衣装に身を包んでいました。最後には、お客さんによって白組と紅組のどちらが勝者かを決して頂くことになります。この説明をお客さんにする時点で今野さんと白石さんは「最後は赤をあげてくださいね」「いやいや白を」という駆け引きをすでに始めていました(笑)。


1曲目「宇宙鉄人キョーダイン」
紅組 平野綾さん(泉こなた)

その後、さっそくライブ1曲目がスタート! トップバッターは泉こなた役の平野綾さん。
いきなり「宇宙鉄人キョーダイン」という、濃い選曲からきました。

平野綾さん平野綾さん

こなたのイメージカラーである青の衣装に身を包んだ平野さん。歌っている途中にステージがせり上がったのですが、間奏の間に思わず「ここ高いよ! 怖いよ!」と漏らす場面も。そう言いながらも、チョココロネを食べながら歌ったり、隠し持ってきた目薬を使って泣いているふりをしながら「ありがとう! ここにいるすべてのお兄ちゃん楽しんでいってね!」というネタを披露したりするなど、実にこなたらしいステージでした。

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「エンディングテーマ集〜ある日のカラオケボックス〜」

2曲目「寝・逃・げでリセット!」
白組 福原香織さん(柊つかさ)

福原香織さん福原香織さん

引き続いて登場したのは、柊つかさ役の福原香織さん。こちらもつかさのイメージカラーである、黄色をあしらったかわいらしい衣装です。振り付けもつかさ風のかわいくておとなしい感じでしたが、お客さんのノリはすばらしく、観客席で振られているサイリュームがとてもきれいでした。

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.003 柊つかさ」

3曲目「どんだけファンファーレ」
紅組 平野綾さん(泉こなた)

平野綾さん平野綾さん

次の曲は、再び平野さんが登場して、「どんだけファンファーレ」を元気いっぱいに歌います。この後、白石さん、今野さんが再び登場して、改めて平野さん、福原さんを紹介。

今野「白組の応援団長があれですよ」
白石「僕はあれですけど、白組にはそれを補ってあまりあるメンバーが揃っていますから、大丈夫ですよ」

と、紅組、白組のつばぜり合いが続きます。


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.001 泉こなた」

4曲目 「しすたー・うぉーず」
白組 福原香織さん(柊つかさ)

福原香織さん 福原香織さん
福原香織さん

4曲目は、白石さん、今野さんから「かわいい〜!」と絶賛されながら再び福原さんが「しすたー・うぉーず」を歌います。福原さんは武道館のステージに立ったことについて「おっきいですね。いざ立ってみると緊張しちゃいます」と語ってくれました


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.003 柊つかさ」

5曲目 「みにまむテンポ」
紅組 長谷川静香さん(小早川ゆたか)

長谷川静香さん長谷川さん、白石さん、今野さん

今野さんの「紅組の次は、ちっちゃくてかわいい女の子が待っているんですよ〜!」という言葉によって紹介されたのは、長谷川静香さんです。

長谷川さんは「みにまむテンポ」という曲のタイトル通り、ほんわかと歌いはじめます。ところが感極まって声が出なくなってしまいました。曲が終わった後「まだ始まったばかりなのに……」といっていた長谷川さんですが、観客席からは暖かい声援が。また長谷川さんは「武道館で歌うのは夢だったのでとても嬉しいです。私も『行くぜ武道館!』みたいなことをやってみたかったんです」と語ってくれました。

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.005 小早川ゆたか」

6曲目 「100%?ナイナイナイ」
白組 加藤英美里さん(柊かがみ)

白石さんは「ここで白組のリーダーに登場していただきましょう! べ、別に、あんたたちのために呼んだわけじゃないんだからね!」と、加藤英美里さんを紹介!

加藤英美里さん加藤英美里さん

加藤さんははじけるように「100%?ナイナイナイ」を歌った後「いぇーい!」のポーズ! その後のMCですが……、

白石「柊か、かかが役、加藤英美里さんでーす!」
今野「そして大事なところでかむ白石稔でした!(笑)」
白石「本当にごめんなさい(笑)。でも、ステージが始まるまでは大丈夫だと思っていたんだけど、実際にこうしてやっていると緊張しますね」
今野「リハーサルをやっていたときは客席に誰もいなかったじゃないですか。でもこうやってお客さんの皆さんが入ってくれると圧倒されますよね」
加藤「確かに。お客さんの反応があるっていいですねー!」

やはりステージ上から見たときの、9000人の迫力というのは相当なもののようです。

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.002 柊かがみ」

7曲目 「も、妄想マシーン。」
紅組 清水香里さん(田村ひより)

お次に登場したのは、清水香里さんです。

清水香里さん 清水香里さん
清水香里さん

「今日は自重できないかもしれないっすー!」「こんな汚れた心で武道館に立っちゃだめー! 自重しろー!」などと、「も、妄想マシーン。」の歌詞にアドリブを聞かせながら歌ってくれました。
なんでも清水さんは、「武道館で歌うにあたって、歌詞中の『アッー!』の意味を調べてきたんです(笑)。これはすごい意味があったので、思い切りやらなきゃいけないと思って(笑)」と予習してきたとのこと。この曲は今野さんたちもお気に入りだそうで、ずっと舞台袖からかけ声を上げていたそうです。


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.007 田村ひより」

8曲目 「すげえんだって・ヴァ!」
白組 水原薫さん(日下部みさお)

白石「清水さんの歌で盛り上がったところでこちらも1曲、盛り上がる曲を」
今野「弟子が出てくるって話を聞いたんですが」
白石「もちろんじゃないですか。激しい咆哮波を撃ちたいと思います!」

水原薫さん 水原薫さん
水原薫さん

咆哮波……は別のアニメの話ですが、白石さんの弟子と言えば、ラジオ番組中で白石さんを“師匠”と仰いでいる水原薫さん!

なんと、みさおのコスプレ姿で登場、ちゃんと髪型もみさお風の外ハネにしてあります。その姿で、みさおのキャラクターソング「すげえんだって・ヴァ!」を歌ってくれたので、まさに大ハマリ! 水原さんは歌い終わった後もキャラにすっかりなりきり「もりあがったかー!?」「すげーなー! 地球上にはこんなにいっぱい人がいるんだなって、あらためて思いましたよ」などとのコメント。さらに「スケキヨです!」とラジオでおなじみのネタも……水原さん、武道館でこのネタをやりたかったようです(笑)。
そして最後には「神楽! ……あ、間違えちゃった」と次の人を紹介。だからそれは別のアニメのお話です。

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.013 日下部みさお」

9曲目 「黙っと休み時間」
紅組 茅原実里さん(岩崎みなみ)

そうやって水原さんに呼ばれ、土宮神楽……じゃなくて岩崎みなみ役の茅原実里さんが登場! 静かに「黙っと休み時間」を歌い上げます。

茅原実里さん 茅原実里さん
茅原実里さん

みなみのイメージカラーである緑の衣装に身を包んだ茅原さんは、照明を受けてきらきら光っており、白石さんも今野さんもただただ「きれい〜!」と感嘆していました。
歌が終わった後、「私の前に、愛するお姉ちゃんが歌ってくれたので、おっけーポッキーです!」などと茅原さんたちがトークしている間、茅原さんたちの背後に照明も当たらず、背景のようにぼーっと立っている人物が……。白石さんたちは「気のせいですよ」といいつつ退場していくのですが、そこにいたのは水原さんでした。


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.006 岩崎みなみ」

10曲目 「だよな3秒たまには5秒」
白組 水原薫さん(日下部みさお)

水原薫さん 水原薫さん
水原薫さん

ろくに照明も当たらない状態で、まさに背景のごとく歌っていた水原さんは「私は日下部みさおだー!」と言った後「わたしを姉と呼ぶな!」と言い捨てて退場しました。だからそれは別のアニメの別のキャラクターのお話ですって。


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.013 日下部みさお」

11曲目 「こすぷれノこころえ」
紅組 ささきのぞみさん(パトリシア=マーティン)

ささきのぞみさん ささきのぞみさん

次にぱっと会場が明るくなって(笑)、ささきのぞみさんが登場。パティのキャラクターソング「こすぷれノこころえ」を歌ってくれます。「緊張したけど、にやにやしました(笑)。みんなずっと一緒に踊ってくれて、嬉しかったです。サイリュームがキラキラして、愛情が垂れ流しでただ漏れなのを感じました(笑)」とのことですが……。

今野宏美さん、ささきのぞみさん

なぜかささきさんが歌っていた間に、今野さんは赤いジャージに着替えていました。「紅組ですから!」ということですが、どうみても『ご○せ○』に出てきた先生にしか見えませんでした(笑)。


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.008 パトリシア・マーティン」

12曲目 「結婚なんてさパッパヤー」
白組 前田このみさん(黒井ななこ)&西原さおりさん(成実ゆい)

「白組最終兵器、ツープラトンで行きます」という白石さんの言葉と共に登場したのは、前田このみさんと西原さおりさん。二人は見事に、息ぴったりで一昔風のアイドル風に踊りながら歌います(笑)。白石さんも「教師と警察官、愛情砂漠に立つ2人が、心のひだを歌います。切ないのう、切ないのう……」と生で語りを入れて、盛り上げてくれました。

前田このみさん、西原さおりさん 前田このみさん、西原さおりさん
前田このみさん、西原さおりさん

歌ったあと西原さんは「ものすごい迫力です。観客の皆さん、見えてますか? 一生の思い出になりました、おおおきに」と、 前田さんは「裏にいるときからお客さんが見えてどうしようどうしよう、あかんわと大変でした〜」と語ってくれました。


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.012 黒井ななこ、成実ゆい」

13曲目 「女はヨメとムスメだけ」
紅組 平松広和さん(泉そうじろう)

今野さんの「紅組はちょっと趣向を変えて、男性で行きたいと思います」という言葉と共に登場したのは、こなたのお父さんである泉そうじろう役の平松広和さん。 「優しい気持ちで聞いてね、初めてだからね!」 と言いつつ、お客さんのノリにも支えられ、堂々とポーズも決めて歌っていらっしゃいました。

平松広和さん 平松広和さん
平松広和さん

「素敵でした!」「かっこいー!」という今野さん、白石さんに対し、平松さんは 「人前で歌うなんてほとんどないですからね、未だに手が震えてしまっています(笑)」とのことでした。


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.011 泉かなた、泉そうじろう」

14曲目 「背景放題やりほーだい?」
白組 水原薫さん(日下部みさお)&相沢舞さん(峰岸あやの)

白石「またこちらは2人がかりで行きたいと思います」
今野「あれ? 2人っていったら、ちょっと薄い感じの人?」
白石「まあ影が薄くて見失うかもしれないですけど、ちゃんと見てくださいね(笑)」

水原薫さん、相沢舞さん水原薫さん、相沢舞さん

ということで、「あやの、人がこんなにいっぱいいるぜ!」「本当に私たちが出ちゃっていいのかしら?」と言いながら、背景コンビの水原薫さんと相沢舞さんが登場! お二人はまたコスプレ姿。しかも水原さんは、先ほどの夏服から今度は冬服に着替えています(なんとこの衣装、お二人自身で秋葉原を探して買ってきたとか)。相沢さんは、ちゃんとあやの風にヘアバンドもされていましたし、お二人ともソックスまでキャラクターにあわせていました。「背景」どころではなく、お二人はしっかりと目立っておりました!


15曲目 「幸せ願う彼方から」
紅組 島本須美さん(泉かなた)

島本須美さん島本須美さん

この白組の攻勢に対し、紅組ラストとして登場したのは島本須美さん! 白い衣装で登場した島本さんは観客の手拍子に包まれながら、しっとりと「天国にいるかなた」の歌を歌います。今までの元気ある雰囲気とは一変し、会場はとてもやさしい雰囲気に包まれました。

白石「さすが島本さん、とんでもないものを盗んでいきました(笑)」
今野「それは皆さんの心です!(笑)」
本当は島本さんは盗まれる側なんですが(笑)それはともかく「こんなに緊張するものだとは思いませんでした」と語る島本さん。白石さんも今野さんも、この歌を聴くたびに泣きそうになってしまうとのことです。

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターソングCD Vol.011 泉かなた、泉そうじろう」

第2部 らっきー☆ちゃんねる

休憩の後の第2部では、お久しぶりのラジオ番組「らっきー☆ちゃんねる」がライブで復活! 今野さん、白石さんも、ちゃんと小神あきら、白石みのるの衣装に着替えての登場です……が、いきなり白石さんの土下座からスタートしました。どうやら小神さんは、チープなセットのできに納得がいかないらしいです(笑)。

今野宏美さん、白石稔さん今野宏美さん、白石稔さん

そこで今野さん「もーやりたくない」「ここで白石がすごい面白いことやってくれたら、やる気がでるかも〜」という相変わらずの無茶振り。お客さんの「しーらいし!」というコールも上がって後には引けなくなった白石さんは“『餓○伝説2』で「カイザー○ェーブ」を出そうとして失敗したときのボディプレス”などを披露。今野さんは元ネタはよくわからなかったようですが、とりあえずお客さんには受けたので今野さんのお許しをいただけて、無事に「らっきー☆ちゃんねる」スタートとなりました(笑)。


第1のゲスト
武本康弘監督

「らっきー☆ちゃんねる」最初のゲストとして登場していただいたのは、『らき☆すた』監督の武本康弘さんです。

武本康弘監督

「色々お話を伺っていきたいところですが」という今野さんに対して「ちょっとその前に」と話を遮った武本監督は「来て頂いた皆さんに、ビッグなプレゼントを用意しました」とのこと。今回のイベントに残念ながら参加できなかった、高良みゆき役の遠藤綾さんのビデオメッセージを持ってきてくれたのでした。

遠藤さんはビデオメッセージの中で「武道館で『らき☆すた』のイベントをするということで、本当に凄いなと思いました。しかし、私は出られません(笑)。今頃、都内でアフレコしてます(笑)」と、お仕事の事情で参加できなかったことを告白。「みゆきさんは、凄く知識が豊富で教科書のような存在ですが、同時に癒やしグッズのような人ですね」などとみゆきについて語った後、「まだまだイベントは続きますので楽しんでいってください。白石さんのアドリブに、皆さん期待していると思います」と、さりげなく白石さんのハードルを上げていました。さらに、カメラに向かっての「おはらっきー」「バイニー」のポーズが間違っていたことを今野さんたちに突っ込まれるという、おちゃめなところも見せてくれました。

その後、「せっかくですからここでしか話せない裏話を。あきらの話とか! あきらの新作の話とか!」という今野さんにせっつかれた監督は、「あれは、北海道でエンディング用のPVを撮影していたときのことじゃった……」と、なぜか昔話風に話し始めます。そのとき、長時間にわたった撮影が終了して、さて帰ろうとしたら、なぜか撮影に来るときに乗ってきたロケバスがない。実はその時、強行スケジュールのためお昼ご飯を食べ損ねた今野さんが、コンビニを探してロケバスで放浪していた……ということでした。しかも、その強行スケジュールの後、白石さんは「かおりんのテーマ」を、22時から翌日朝6時までかかってホテルで完成させたそうです。
「白石君は追い込まれたときに強いのね。だから追い込んで追い込んで、追い込むべきなのよねー!」という今野さんですが、一方でそんな今野さんの、ラジオ番組中でのさまざまな自由奔放ぶりもあらためて白石さんから監督に対して語られました。白石さん、今日も今野さんの分まで頑張ってください(笑)。


第2のゲスト 泉家の皆さん
平野綾さん(泉こなた)、平松広和さん(泉そうじろう)、島本須美さん(泉かなた)

入れ替わり立ち替わりゲストが登場することになる今日の「らっきー☆ちゃんねる」、次のゲストは平野綾さん、平松広和さん、島本須美さんという泉家の皆さんです! かなたさんは他界されているという劇中設定のため、泉家の3人が揃うのは実に久しぶり。

平野綾さん、平松広和さん、島本須美さん

平野「いろいろお母さんに見られていたかと思うと心配だねー、お父さん」
平松「そんなことないよ〜(笑)。だってすべて受け入れてくれてたんだもん」
島本「もう、おとうさんったら!」

こんな、幻の泉家の会話が再現されるのはこのイベントならではでしょう。 さらに「泉家の皆さんは、チョココロネはどこから食べますか?」という話が出たのですが、その中で裏話が。実は平野さん、ライブ1曲目の「宇宙鉄人キョーダイン」を歌ったとき、ステージが上がったときにコロネを床に落としてしまったことや、コロネを袋からだそうとしたときチョコがくっついてなかなか出せず苦労してあせっていたとか。このイベントのDVDが出たら、その場面を確認できるかもしれません(笑)。


第3のゲスト 柊姉妹
加藤英美里さん(柊かがみ)、福原香織さん(柊つかさ)

3組目のゲストは、柊姉妹役の加藤英美里さんと福原香織さんです。

加藤英美里さん、福原香織さん

まさに姉妹という感じで、お揃いの衣装で登場したお二人。この2人に白石さん、今野さんが一緒だと、「陵桜学園放課後の机」を思い出して「久しぶり」という雰囲気です。
そこで白石さん「ラジオで懐かしのあれをやろうと。皆さんお待ちかね、クイズコーナー!」と発表すると「えー!? 聞いてないんですけどー!?」と加藤さんたちは驚愕。加藤さん、福原さんは、「民主党の代表は?」「ETCは一律何円になりましたか?」などのクイズに答えさせられていました。


第4のゲスト
立木文彦さん(いろいろな男性の役)、くじらさん(いろいろな女性の役)

お次のゲストは、立木文彦さんとくじらさん。劇中で、様々な男性キャラと女性キャラを担当されたお二人です。

立木文彦さん、くじらさん

立木「『らき☆すた』の役の依頼が来たとき、最初事務所の人から『レギュラーが決まりました。“男役”です』『よくわかないですけど、男を全部やってほしいそうです』と言われました(笑)」
くじら「私も『女役全部』と言われました(笑)。ツンデレという言葉も『らき☆すた』ではじめて知って、劇中のゲームで覚えたばかりのツンデレの役をやりました(笑)」

スタッフロールがお二人の名前で埋め尽くされるなど、アニメの中では混沌とした状態になっていたお二人ですが、このようにたくさんの役を兼ねられたことについてのさまざまなエピソードのほか、自由奔放なトークを時間いっぱいっぱいまで続け、今野さんに「お願いですから帰ってください(笑)」と言われてしまいました。


第5のゲスト
後藤邑子さん(ゴットゥーザ様)、杉田智和さん(杉田店員)、小野大輔さん(小野だいすけ)

今野「次のゲスト……呼びたくないなあ(笑)」
白石「次のゲストは、もっと疲れそうな気がします(笑)」

といっていたお二人ですがそういうわけにもいかず(笑)、次のゲストとして後藤邑子さん、杉田智和さん、小野大輔さんが登場!

後藤さんはバイクのヘッドを持ち、さらにアニメ劇中で来ていた特攻服(元々は、後藤さんが出演している某ラジオ番組のために制作されたものです)を着込んでいました。

後藤邑子さん 後藤邑子さん、杉田智和さん、小野大輔さん
後藤邑子さん、杉田智和さん、小野大輔さん
杉田智和さん 小野大輔さん

小野大輔さんは、やはりアニメ劇中と同じく白のスーツ姿。「会場の女性の皆さ〜ん♥」と、なぜか女性にだけアピールを繰り返して、さらに『ム○ト』を宣伝(笑)。

杉田さんはなぜかミスター・○シドーの仮面をして物まねを繰り返す一方、アニメイトさんの店員という劇中設定にあわせて、各種アニメグッズに身を包むというカオスっぷり。

3人のフリーダムさの前に、さすがの今野さんも「これ、どうするんだよ(笑)」「つっこみたいんだけど、どこからつっこんだらいいか全然わからない(笑)」と疲れ果て、白石さんも「とりあえず落ち着こうよ(笑)」というのが精一杯でまるで進行できず、この3人のゲストコーナーは、『らき☆すた』の話を一切しないまま終わってしまいました(笑)。


第6のゲスト
ケロロ軍曹、渡辺久美子さん(ケロロ軍曹)、佐藤順一監督

ケロロ軍曹 渡辺久美子さん、佐藤順一監督 ジーク・ケロン!

疲れ果てた2人のところにやってきた次のゲストは、なんとケロロ軍曹! ケロロ軍曹は「なんか雰囲気が違うな〜! いつものちびっ子とかプロレスファンじゃないなー」と、ちゃんとケロロ軍曹役の声優である、渡辺久美子さんの声でしゃべってくれました! そして渡辺さんと、『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』監督の佐藤順一さんもゲストとして登場。

ケロロ軍曹は『らき☆すた』にも登場してくれましたが、今回は劇場版の宣伝に来たとのこと(笑)。「完全アウェーだから、どうしていいのかわかりません(笑)」という渡辺さんと、「渡辺さんはまだ『らき☆すた』に出たから良いけど、僕は出てもいないのに、今日は『宣伝に行ってこい』と言われて来ました(笑)」という佐藤監督。お二人とも非常に緊張しておりましたがそれもそのはず、このイベントに出演することに決まったのも、わずか2〜3日間だったとのことです。

ただ「今回お客さんが9000人いらっしゃるということで、皆様に『ジーク・ケロン!』とやってほしいであります!」という渡辺さんの要望により、お客さんが全員起立して、9000人による「ジーク・ケロン!」が実現! このかつてない大迫力に、渡辺さんもご満悦だったようです。

こうして、最後にケロロ軍曹のかわいさに癒やされたところで、ゲストコーナーが終了しようとしたのですが……。


第7の(飛び入り)ゲスト
ゲスト 関智一さん(兄沢命斗)

関智一さん

「ちょっと待ったぁー!」
の叫び声と共に、アニメ店長こと兄沢命斗役の関智一さんが乱入!

関さんは「兄沢命斗はかっこいい!」とお客さんに叫ばせるなど、その場で兄沢命斗のイベントを始めようとしてしまいました。そこに「今日は『らき☆すた』のイベントですよ!」と白石さんに突っ込まれると「何ぃ!? よぉし歯を食いしばれ、シャイニン○・フィンガー! 立て馬鹿弟子が!」との白石さんとの寸劇を披露。

「さあもうやりたいことはやった。あとはノープラン!」
「今日、NGワードはなしだとスタッフの人に聞いたからな。“ち○○”ー!」
「9000人の前で言うのは気持ちいいな。武道館に9000本のち○○が!」
「これがDVDになったとき、俺の出演しているところは全部カットされるんじゃないか?」

シャイニン○・フィンガー! 今野宏美さん、白石稔さん、関智一さん
伝説の少女A

これらの関さんの発言の前に、がっくりとうなだれた今野さん。「お前が何とかしろ」と言われて白石さんは「すいません、そろそろ帰ってくれませんか?」と関さんに声をかけるのですが、関さんは「俺は帰らん!」と座り込み、その後兄沢命斗の歌まで歌い始めました。

もう誰にも関さんは止められない……かと思ったのですが、その時ステージ奥に伝説の少女A(平野綾さん)の姿が!


嵐のような関さんは、伝説の少女Aを追って去っていきました……。





今野宏美さん、白石稔さん

今野「白石……なんだあれは(笑)」
白石「言うなれば、僕も被害者です(笑)」
今野「最後ケロロさんが来て、『楽しかったなー』と思ってたのに、疲れたな……(笑)」
白石「とりあえずわかったのは、(杉田さんや関さんが所属する)アトミックモンキーって凄い事務所だということですね……(笑)」

こうして今度こそ、「らっきー☆ちゃんねる」は終了したのでした。


第3部 ライブコーナー

1曲目 「三十路岬」
紅組 今野宏美さん(小神あきら)

再び休憩を挟み、第3部のライブコーナーが開始! まずは、和服に衣装代えした紅組応援団長、今野宏美さんによる「三十路岬」です! 第2部とはうってかわったその雰囲気、さすがスーパーアイドルあきら様です。

今野宏美さん
平野綾さん、今野宏美さん、加藤英美里さん
今野宏美さん

MCとして登場した平野さん、加藤さんに「かっこよかった、さすがー!」「堂々とした歌いっぷりが凄かったです!」と声をかけられる今野さんは「一仕事終わったという感じです(笑)」と言いますが、もちろんライブはまだまだ続きます。「次に来ますよ、あいつが!」という今野さんの声の通り、白石さんが登場!


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターCD 『三十路岬』小神あきら」

2曲目 「俺の忘れ物」、3曲目 「かおりんのテーマ」、4曲目 「恋のミノル伝説」
白組 白石稔さん(白石みのる)

白石稔さん

にゃも(のぬいぐるみ)をかかえて現れた白石さんによる、怒濤の3曲連続白石ソング! ステージを右に左に走り回りながら歌う白石さんによって、会場はすっかり「みのる」の熱狂に包まれました! 一方で、白石さんの乗ったステージの上昇が途中で止まったり、「かおりんのテーマ」というものすごく良い曲の時に、『らき☆すた』TVシリーズエンディングでの白石さんの映像がスクリーンに上映されたりするなど、かっこいいだけでは終わらないのも白石さんっぽいところでしょうか? それでも、MCのために現れた水原さん、相沢さんに「さすが師匠、舞台裏で泣かせて頂きました」「本当に、素で泣きそうになりました」と声をかけられていました。

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「らき☆すたEDテーマ 『白石みのるの男のララバイ』白石みのる」

5曲目 「コスって!オーマイハニー」、6曲目 「悠長戦隊ダラレンジャー」
紅組 平野綾さん、ささきのぞみさん(こなたとパティ)

お次は、平野さん、ささきさんの「こなたとパティ」コンビによる連続2曲! 1曲目の 「コスって!オーマイハニー」はとても元気に可愛らしく明るい曲で、2曲目の「悠長戦隊ダラレンジャー」は打って変わって非常に熱い曲と、見事に歌い分けていました。

平野綾さん、ささきのぞみさん 平野綾さん、ささきのぞみさん
平野綾さん、ささきのぞみさん

相沢(あやの)「この曲は、コスプレ喫茶で働いているお二人が同人で作られたCDの曲なんですよね」
水原(みさお)「同人CDってなんだ? 同人誌ってなんだ?」
平野(こなた)「それは、ここにいるみんなが好きなやつだー!」
水原(みさお)「パティちゃんは日本に来てずいぶん経ちますけど、好きな場所はどこですか?」
ささき(パティ)「ソレは、武道館ー!」
水原(みさお)「アキバ以外の言葉を始めて聞いたー」

キャラになりきったMCも完璧です!


ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「キャラクターCD 『コスって!オーマイハニー』こなたとパティ」

7曲目 「有頂天がとまらない」有頂天(小神あきらと白石みのる)
8曲目 「曖昧ネットだーりん」今野宏美さん、白石みのるさん(小神あきら、白石みのる)

さらに盛り上がる会場に登場したのは、小神あきらと白石みのるのユニット、有頂天のお二人! ヤッ○ーマン1号&2号風の衣装で登場し、「有頂天がとまらない」そし てそのまま「曖昧ネットだーりん」を2曲連続で歌いました!第2部「らっきー☆ちゃんねる」では色々とありましたが(笑)何だかんだで息ぴったりのお二人です。
今野宏美さん、白石稔さん今野宏美さん、白石稔さん今野宏美さん、白石稔さん


9曲目「かえして! ニーソックス」
平野綾さん、加藤英美里さん、福原香織さん(泉こなた、柊かがみ、柊つかさ)

次の曲は、平野綾さん、加藤英美里さん、福原香織さんによる「かえして! ニーソックス」です!
アニメオープニングと同じチアガール姿で、さらに歌の通りニーソックス!

平野綾さん、加藤英美里さん、福原香織さん 平野綾さん、加藤英美里さん、福原香織さん
平野綾さん
福原香織さん加藤英美里さん

その曲が終わった後、やはりチアガール姿の長谷川さん、茅原さん、清水さん、ささきさんも入場!
このメンバーで歌う曲と言えば……。

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「らき☆すたOPシングル もってけ!セーラーふく」※カップリング曲です。

10曲目 「もってけ!セーラーふく」
平野綾さん、加藤英美里さん、福原香織さん、長谷川静香さん、茅原実里さん、清水香里さん、ささきのぞみさん、水原薫さん、相沢舞さん(泉こなた、柊かがみ、柊つかさ、小早川ゆたか、岩崎みなみ、田村ひより、パトリシア=マーティン、日下部みさお、峰岸あやの)

もちろん「もってけ!セーラーふく」です! チアガールの皆さんが、スクリーンに映し出される『らき☆すた』アニメのダンスを完璧に再現! 誰もが「見てみたいけど、実際に見ることはできるのだろうか?」と思っていたであろう、夢の光景が再現されました!

もってけ!セーラーふくもってけ!セーラーふくもってけ!セーラーふくもってけ!セーラーふくもってけ!セーラーふくもってけ!セーラーふく 相沢舞さん水原薫さん長谷川静香さん

完璧な「もってけ!セーラーふく」が終わり興奮冷めやらない状況でしたが、一応このライブは「紅白歌合戦」です。そこで紅組と白組のどちらが勝ちか、会場の皆さんに判定していただくことになりました。赤のうちわか白のうちわかどちらかを見せていただく形でお客さんの投票して頂いたのですが、非常に微妙な判定の結果……白組の勝利に決定!

今野「白石! あとでちょっと話がある」
白石「それで白組のみんなが報われるなら、今日は耐えます!」

と、こんな結果になりましたが、勝負とはいってもお互いをたたえ合いつつ、白組リーダーの加藤さんと、紅組リーダーの平野さんからのご挨拶。

加藤「こんな大きなステージで歌ったり踊ったりできて嬉しいです。皆さんが応援してくれたお陰で、本領以上の力が出せたと思います。本当にありがとうございました!」
平野「勝負ということになっていますが、武道館に来てくれた皆さん全員が『らき☆すた』ファミリーじゃないですか! みんな一緒に楽しめたのが本当に嬉しかったので、今日はありがとうございました!」

ライブで聞いたあの曲をもう一度聞きたい!→「らき☆すたOPシングル もってけ!セーラーふく」
あのシーンをもう一度観たい!→「らき☆すたDVD 第12巻」

アンコール
組曲「らき☆すた動画」(らき☆すたのみんな)

ステージ上の皆さんが退場した後、10分ほど続いたアンコールの声によって、あらたな曲が流れ始めました! その曲は「組曲『らき☆すた動画』」。CD「らき☆すたRe-Mix002〜『ラキスタノキワミ、アッー』【してやんよ】〜」に収録された『らき☆すた』のメドレー曲です! さらに「動画」ということで、スクリーンにはニ○ニ○動画風の画面も表示され、まるで「実況」しながら見ることができているようで観客席との一体感も完璧! 出演者の皆さんが入れ替わり立ち替わり登場して歌い、最後には全員集合でしめくくられました!

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今野宏美さん
加藤英美里さん福原香織さん平野綾さん島本須美さんささきのぞみさん茅原実里さん

こうして全プログラムは終了。「らっきー☆ちゃんねる」に登場したゲストの方々もステージに上がり、全員揃ってのご挨拶です。ちなみにこのとき白石さんは、遠藤綾さんに直接演技指導を受けたという「高良みのる」の姿でした(笑)。

エンディングエンディングエンディング

最後のお別れの言葉は、平野綾さんの「こなた風に言うと、『あじゅじゅしたー!』」。
この奇跡のようなライブが実現したのは、『らき☆すた』を応援してくれたすべての皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました!