このページは、毎週放映される「らっきー☆ちゃんねる」の裏話を公開しちゃいますよ〜☆
週刊らっきー☆ちゃんねる

白石稔さん緊急記者会見

樹海に旅立った白石みのるさん(--歳)が、本日未明「名水」を汲み無事帰還されました。
今回は特別番組を編成して、スタジオに向かう前の白石さんにその心境を語っていただきました。


白石稔さん
――今までに、富士の樹海に行ったことはありましたか?
白石「今回が初めてです。噂はかねがね聞いていたんですが、自分が行くことになるとは思いも寄りませんでした。そもそも、今まで僕は自然公園といっても新宿御苑とか城ヶ島くらいしか行ったことがなかったので、あれほどの自然の中に入ったことも初めてでした」
――富士の樹海は、どんなところでしたか?
白石「遊歩道には一般の方もいらしていて、普通の観光地のようでした。入り口のところは、売店もあるんですよ。そこのトウモロコシアイスクリームがおいしかったなあ(笑)。 とてもいいところだなと思ったんですが、ちょっと奥に入っていくと、覆い被さるように木々が生い茂っているんです。そのためまっすぐ歩けないし似たような風景ばかりで、だんだん自分がどこを歩いているのかわからなくなってしまうという…。湿度が高くて地面がゆるく、さらに苔でおおわれているせいか濡れた絨毯の上を歩いているようで、滑りやすく何度も転んでしまいました。 また、太陽が高いうちは自然が綺麗に明るく見えるんですが、ちょっと日が傾いた途端に真っ暗になってしまい、びっくりしました。木々の間に蜘蛛の巣があっても全然わからず、何度か顔面から突っ込んでしまいました。 僕は無事に名水を発見してどうにか生還することができたんですけど、発見できていなかったらどうなっていたか…、危ないですから皆さんには樹海の奧へは入らないでいただきたいです」
――白石さんの個人的な感想は?
白石「景色は素晴らしかったです。それに、都会と違う空気を吸っているというのが感じられました。 また、広大な自然の一部になった感覚は、都会にいるとなかなか味わえないですし、普通の森林公園などとも違う感覚でした。それに今回、せっかく富士という山の良さを知ったので、また機会があれば富士山の5合目くらいまで登ってみたいなあという気になりました」
――名水を発見したときの状況は?
白石「奧に入っていくうちに水が流れる音が聞こえて、何だろうと思って近づいていったんです。ですがそこから僕の記憶がなくて……。何かが後ろから覆い被さってきたような気もするんですけど、気がついたら手元に水を入れたペットボトルがあったので、恐らく水を見つけて汲むことができたのだろうと思います」
――動物はいましたか?
白石「まわりでがさがさ動いている音は聞こえたし、ヘビが通ったような跡も見つけたんですが、直接は見ませんでしたね。 それよりも昆虫が多くて、そっちの方が大変でした。アブだかハチだかよくわからない大きめの虫がずっとまとわりついてきて、振り払いたくても刺されるのが怖くてできませんでした。幸い刺されることはありませんでしたけど、もし刺されたら、逃げる場所も病院もないから危なかったと思います。 あと、帰ってきてリュックを開けてみたら、見たことのない虫の死骸が入っていてびっくりしました」
白石稔さん
名水を手に感極まる白石さん
――ケガなどはされませんでしたか?
白石「気がつけばこのぼろぼろな服になっておりましたが、木に引っかけて切ったところや、ちょっとした打ち身などがあった程度で無事でした。 ですが正直、自然をなめていたところもありましたね。僕はサバイバルの知識とかにも詳しくなく、『色の明るいキノコは食べない』『歩いた後に印をつける』くらいのことしか知りませんし(編注 実際には、色が明るいキノコが毒キノコとは限りません。また色が暗いキノコが毒キノコでないとは限りません)。実際に、銀色に輝いているようなキノコも見ました。長い時間歩いていておなかもすいていた時でしたが、我慢して手をつけませんでした。 また、もしああいったところに行く機会があれば、事前に知識を仕入れ、ちゃんとした装備で向かいたいと思います」
――では、自衛隊のレンジャー訓練などでしごいてもらってから行きますか?(笑)
白石「いえ、それはなしで……(笑)。軍人になりたいわけではないので、ボーイスカウト程度のものにしておきたいです(苦笑)」
――最後に、富士の樹海の経験から得た、視聴者の方に送りたいメッセージはありますか?
白石「何より皆さんに言いたいのは、『緑を大事にしよう』ということです。人間は自然の一部である、自然があるから人間がいるんだという気持ちを忘れないようにしてほしいなと。皆さんも自然があるところに足を運んでいただければ、自分の小ささというか、地球全体における自分のサイズというものがわかって、より地球環境を考えることもできるし、人にも優しくなれるんじゃないかと思います。たとえ急に『富士の樹海に行ってこい』と言われても、すべてを受け止めて樹海に行って水を汲んでこられるくらいの、心の広さを持つこともきっとできるでしょう(笑)」



白石さんありがとうございました!